白い吐息が
月を包みこんで行く
自分で吐いた吐息で
道標を消そうとしている

「幸せが逃げるよ!」
ちょっと怒った目つきで 
彼女が言う

背中を丸めてため息つく癖も
知らないうちに消えていた

青い月夜の白い雲が
たまに僕の道標を消し去り
道に迷う僕を楽しんでいる

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