麻酔

2004年6月4日 読書
ISBN:4062633051 文庫 渡辺 淳一 講談社 1996/08 ¥820

子宮筋腫の摘出手術による医療ミスから起こる妻の昏睡状態。

430ページに及ぶ長編だが、3日程で読み終えた。

完全に無防備になる「病院」
そこには思いがけない落とし穴が潜んでおり。

近年、騒がれてはいるがまだまだ氷山の一角なのだろう。

俺の母親も同じ手術を10年程前に行った。他人事ではない世界だ。

俺も、前かかっていた歯医者で酷い目に合った。
かぶせものをしている治療中に担当医が帰ってしまったのだ。
アリエナイ。
まだ噛み合わせがおかしいと言うと、他の医師が治療を続けた。
削り過ぎたせいで、かぶせものには穴があき半年ほど経った時、大好きな赤飯のおにぎりを食ってる時のポロリ・・・
別な歯医者に行くと、「穴があいてたら私がやってもすぐ取れる」と・・・
些細な歯の治療で良かったが、医療の世界にいる人間としてなんて無責任なんだ。

普通、あまり医療に詳しい人などあまりいないはず。だから信頼し切っているのだ。

知らないことは恥ではない
知らないことは損なのだ
知らないことを聞かないことが恥なのだ

仕事でも同じことが言えると思う
なぜかそんな事が急に頭を過った。

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