道をひらく

2007年9月3日 読書
120ほどのエッセイが並べられているもの。
これはすごい。
何がすごいってすごいことがすごい。

中でも、これが心に突き刺さりました。





「志を立てよう」

 志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命を掛

けるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半ば

は達せられたと言ってよい。

 志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老

いも若きも道は必ず開けるのである。

 今までの様々の道程において、いくたびか志を立て、いくたび

か道を見失い、また挫折したこともあったであろう。しかし道が

ない、道が開けぬというのはその志になお弱きものがあったから

ではなかろうか。つまり、何か事をなしたいというその思いに、

今ひとつ欠けるところがあったからではなかろうか。

 過ぎ去ったことはもはや言うまい。帰らぬ月日にグチはもらす

まい。そして、今まで他に頼り、他をアテにする心があったとし

たならば、潔くこれを払拭しよう。大事なことは自らの志であ

る。千万人と言えども我ゆかんの烈々たる勇気である。実行力で

ある。

 志を立てよう。自分の為にも、他人のためにも、そしておたが

いの国、日本のためにも。

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